2009年4月26日
キーストン、背中が痛いよ。
冷たい春雨にあたった服。
なにかで温まると、柳の下にうずくまっている猫の匂いがする。
濡れた猫の匂い。
柳の根は深く、広く土中を這い渡って地盤を強くする。
見知らぬ土地を歩いていて、
川沿いに松が並んでいると柳を探してしまう。
土地が固いから。
松も固いのかな。
わからない。
そうして柳を探していると猫に出くわす。
猫がうずくまっている柳の下はちょこっと緩んでいる。
そこの地面だけ座布団みたいだ。
枝垂れた柳の先が猫の背中に触れそで触れない。
触れそで触れない先端まで、かっちり空気とむすばれてるのに、
その下は座布団みたいだ。
ぼくも座らせて欲しいな。
これは君の匂いなの? 座布団の匂いなの?
そういう匂いのジョークなんだよ。と猫が言った。
安いスーパーに置いてあるビールみたいだね。
なんなのきみ。と猫が言った。

トラックバックURL :