2008年6月 6日
あるスーパーに不思議な店長がいました。
レジに立つ店長は、お客さんの持ってくるカゴの中身を見るや、
「今日はハンバーグですね」
「カレーはお子さんが喜ぶでしょう」
「オムライスならいまケチャップが安いですよ」
などと言ってしまうのです。
そのうち気味悪がった客たちは店長のレジに並ばなくなりました。
4つあるレジのうち、3つのレジは長蛇の列。
店長のレジはからっきし。
それでも店長は満面の笑みで、新しい客を待ちます。
ある日、見慣れない若い女性が店長のレジに並びました。
店長はカゴの中身を見て顔をしかめました。
「むずかしい料理をするんですね。これはなんという料理ですか?」
ほかのレジに並んでいた客たちは、驚いて店長のレジに注目します。
若い女性も驚きましたが、料理の名前を伝えてこう言いました。
「初めて作るので楽しみなんです」
明くる日から店長のレジには少しずつ客が増えていきました。
店長はカゴを見て、言ってしまいます。
「これはなんという料理ですか?」

トラックバックURL :