2007年12月 8日
危ういサラリーマンを見かける10時間ほど前には、
新宿駅で薬売りの婆さまを見かけました。
身の丈ほどの薬箪笥を担いでる婆さまです。
出勤ラッシュでごった返す中、直立不動で微動だにせず。
もんぺに前掛け、手ぬぐいを首に巻いてですよ。
驚きました。
まさか越中富山からではないと思いますが、東京にお得意さんがいるのでしょうか。
小さい頃にはウチの実家にも来てました。
三和土が外から丸見えで入りやすかったんだろうと思います。
薬売りさん以外に、看護婦さんもよく来てました。
よくというか、ほぼ毎日です。
自分が小学生の頃に50歳くらいでしたから、かなりのベテランだったと思います。
診察に来てたわけじゃなく、
近くに病院行きのバス停があったので、ウチを自転車の駐輪場に使ってたんですね。
仕事帰りの夕時には、小上りの縁に腰掛けて、
ばあちゃんと口喧嘩みたいに話してました。
「千代の富士はどうだい?」
「だーめだよー!」
だいたいそんなやり取りだったように思います。
しまいには、心太をつるっと食べてすがすがしく帰っていきます。
千代の富士が引退した頃に、来なくなりました。

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